たなべ保存歯科ブログ

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ふたつの「ゆほびか」

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左の黄色いほうが12年前の「ゆほびか」2000年7月号です。
右のみどりのほうが今年の「ゆほびか」2013年4月号です。


DSCF1273.jpg


12年前の「ゆほびか」がきっかけで乳酸菌の研究をはじめ、その成果が
今年の「ゆほびか」で特集されたという訳です。

12年前、私は後進の指導も行う中堅歯科医師として、大学病院に勤務していました。
しかし、大きな壁にぶつかっていました。
がんばって治療しても、患者さんの口臭は消えないし、歯周病で歯茎は腫れ、
歯がグラグラして抜けていきます。
患者さんも歯磨きをがんばっているのに、症状が進むジレンマ。
歯科治療の限界を感じていました。

患者さんたちは、テレビや雑誌などから知識を得て、
私たち歯科医師にいろいろな質問を投げかけます。
そこで、健康雑誌は、できるだけ目を通すように心がけていました。

そんな中、『ゆほびか』2000年7月号で「乳酸菌歯磨き」の記事を読んだのです。
最初は「乳酸菌で歯周病が治るなら、歯医者はいらんわ!」と、正直、否定的でした。
それが読み進むうちに、目からうろこ。歯周病治療のヒントがたくさん得られたのです。
このときから、私は乳酸菌の研究を始めました。
雑誌を通して乳酸菌歯磨きを教えてくださった今井龍弥先生に、ほんとうに感謝しています。

虫歯も歯周病も
感染症である 
従来の虫歯・歯周病予防では、大事なことが抜け落ちていました。
それは、虫歯も歯周病も、風邪と同じ感染症だということです。

昔の人は、寒いから風邪をひくと思って、予防のために厚着をしていました。
しかし、カゼの原因はウイルスでした。だから現在は、予防のためにマスクをします。

では、虫歯や歯周病については、どうでしょうか。
虫歯の原因は、虫歯菌という小さな菌なので、歯ブラシでは取り除けません。
歯を磨いても、虫歯の治療が終わっても、また虫歯ができるのは、虫歯菌の感染症だからです。
子どもの虫歯で悩んでいるお母さんはたくさんいますが、
どんなにがんばって仕上げ磨きしても効果がないのは、このためです。

歯周病の原因も、歯周病菌という菌です。
 
悪玉菌を取り除くのに、殺菌剤を使うのが一般的ですが、
長い目で見ると逆効果になってしまいます。

口の中を田んぼにたとえると、殺菌剤は強い農薬。
稲につく昆虫を殺すために農薬をまくと、昆虫を食べてくれるクモやカエルまで殺してしまい、
結果、絶えず農薬をまかなければ昆虫が大発生するという、生態系が乱れた田んぼになるのです。

その反省から生まれたのが、アイガモ農法。
アイガモは昆虫だけを食べるので、生態系を乱しません。
そして、乳酸菌歯磨きは、言ってみれば口の中のアイガモ農法なのです。
殺菌剤を使わなくても、乳酸菌が悪玉菌を取り除いてくれます。

乳酸菌歯磨きをより効果的に行うためには、従来の歯磨きが必要です。
歯ブラシで歯を磨くことで、悪玉菌の棲家・隠れ家である歯垢を壊し、
悪玉菌のエサになる食べかすを掃除します。

DSCF1277.jpg



ここで、乳酸菌歯磨きを行って、善玉菌を送り込みます。
後は善玉菌と悪玉菌の戦い。悪玉菌と口の中でイス取りゲームのように居場所の取り合いをするか、
悪玉菌を押さえ込んでしまうかは、善玉菌の種類しだいです。WB21は素晴らしい善玉菌です。

こうして、善玉菌が悪玉菌よりも優位な状態でバランスが保てれば、お口の中も健康に保てます。


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